タバコ論

 

 

 欧米では喫煙率が下がっていますが、日本ではまだまだたばこを吸う人が多いようです。 喫煙者と非喫煙者とを比較しますと肺ガンでは4倍、喉頭癌では21倍、口腔・咽頭癌では5倍の発生率となっています。また、たばこのニコチン作用により自律神経の働きが鈍くなり、ストレスがかかったのと同じように、免疫力が弱くなったり、骨の代謝が不活発になったりして、歯周病の症状を悪化させます。

 直接的な作用としても部屋の中がヤニで汚れるのと同じように、喫煙によって歯と歯肉の間のかなり細かな隙間にまでヤニは入り込み、歯が汚れてくれば、本来自分自身である歯を、とげのような異物として体は敵対視するようになり、外へ追い出そうとしたり腫れや痛みの原因になってきます。目に見える汚れは落とせても細かなところの汚れはなかなか落とせませんし、落としてもまたすぐに汚れることから、喫煙者の歯周病の治療はかなり難しくなります。  

 

 タバコを吸われる方によく見られる白板症という症状で、前癌病変と呼ばれ、10%程度は癌になります。

  タバコを吸う人の歯肉は黒ずんできて、さわるとぴりぴりしたり、しみたりします。また、麻酔も効きにくい方が多く、痛みに過敏な方も多いようです。

 タバコはむし歯と歯周病を確実に悪化させます。歯を長く持たせるために、健康のためにタバコは大敵です。 卒煙のための協力をしています。お気軽にご相談ください。

参考ページ


・まゆみ先生の禁煙外来

・禁煙して貯金する方法

・禁煙指導講習会

・禁煙推進委員会
・日本のタバコは安すぎる

・世界のタバコパッケージ

・すぐ禁煙.JP